FXのデイトレードってどんな手法だろう?
デイトレードで勝てない時はどうしたらいいんだろう?
FXのトレードスタイルはいくつかありますが、デイトレードはその名の通り1日でトレードを完結する手法です。
1日の中で都合がいい時間にトレードを行うので初心者でも比較的やりやすい方法です。
そんなデイトレードはどんな手法なのか、メリットやデメリット、コツなどわかりやすく解説します。
FXのデイトレード手法とは?
FXではデイトレード以外にもトレードスタイルがあり、デイトレードとの主な違いは下記のような感じとなります。
ポジション保有期間 | 狙う利幅(目安) | |
---|---|---|
スキャルピング | 数秒~数分 | ~10pips |
デイトレード | 数分~1日 | 数十pips |
スイングトレード | 1日~数週間 | 100pips以上 |
ポジショントレード | 数週間~数年 | 100~1,000pips |
ポジションを保有している期間が短いほど、狙う利益も小さくなりトレード回数も増えていきます。
デイトレードは、1日で注文から決済までを行う比較的短い期間でトレードを行うスタイルす。
次の日にポジションを持ち越さないので、就寝中の大きな為替変動が不安な方に向いています。
1回のトレード数十pips程度の利幅を1日に1~数回トレードを行うことにより利益を積み重ねていきます。
例えば米ドル円で1万通貨でトレードした場合、利幅が50pipsであれば5,000円、100pipsであれば10,000円程度の利益を狙うことになります。
FXのデイトレードのメリットとは?
FXのデイトレードのメリットとしては下記のような点が挙げられます。
- 1回のトレードのリスクが低い
- 資金効率が良い
- 隙間時間に取引できる
- スワップポイントを気にしなくていい
1回のトレードのリスクが低い
デイトレードは1日の間に注文から決済までを済ませるので、スイングトレードやポジショントレードと比べると1回のトレードの利益も小さいですが損失も小さいのでリスクが低いトレードスタイルと言えます。
ポジションの保有期間が短いので予期せぬイベントなどに遭遇する可能性も低く、リスクを抑えて取引することができます。
また、日を跨がないので寝ている間に相場が急変するような心配をする必要もありません。
資金効率が良い
デイトレードは取引チャンスがあれば1日に何度も取引を行い、利益を積み重ねることができます。
そのため、少額からでも同じ資金で何度も利益を積み重ねることができるので資金効率が良いと言えます。
さらに取引に慣れてきたら得られた利益を次のトレードに回せば、投資金額も増え利益も大きくなるので資金が増えるスピードを早めることも可能ですし、レバレッジをかけることによって同じ資金で取引量を増やすることができるので利益をより増やすことも可能です。
隙間時間に取引できる
デイトレードは、スキャルピングのようにチャートを常に見ておかないといけないということはなく、隙間時間にチャートを見ることでトレードすることができます。
通勤時間や仕事が終わった後の就寝するまでの時間でも十分利益を得ることは可能です。
また、利益確定・損切りの決済注文を入れておけばチャートを見ずとも自動的に決済が行われます。
FXでは想定外に大きく為替動くこともありますが、そんな時でも損失を最小限に抑えることができます。
スワップポイントを気にしなくていい
FXでは2カ国間の金利差によってスワップポイントが発生し、低金利である日本円を売って高金利の通貨を買うことで金利差分の利益を毎日受け取ることができます。
ただ、逆に日本円のような低金利通貨を買って高金利通貨を売るとスワップポイントはマイナスとなり毎日支払い続けなければいけません。
デイトレードは一日のうちに決済してしまうので、スワップポイントは発生しないのでマイナスのスワップポイントを気にする必要はありません。
FXのデイトレードのデメリットとは?
逆にFXのデイトレードのデメリットは下記のような点が挙げられます。
- 1回の取引で大きな利益は期待できない
- スプレッドのコストがかかる
1回の取引で大きな利益は期待できない
デイトレードは1日で動く値幅を狙うので、1回の取引はリスクは抑えられるものの一度に大きな利益を期待することはできません。
コツコツと利益を積み重ねていくトレードスタイルとなるので、1回の取引で大きな利益を期待したい方はスイングトレードやポジショントレードなどを検討してみてください。
スプレッドのコストがかかる
FXの取引コストは、多くのFX会社では売買手数料は無料なので買値と売値の差であるスプレッドが実質的なと取引コストとなります。
デイトレードは1日に数回取引することから、スイングトレードやポジショントレードより取引が多くなることから取引コストであるスプレッドがかかります。
ただ、スプレッドは為替差損益と比べると小さく、デイトレードでは1回の取引で数十pipsを狙うのに対し例えば米ドル円ならスプレッドは0.2銭(0.2pips)のFX会社が多いので、1回の取引で見れば十分利益を確保することができます。
それでも1日に何回も取引をし、それを1年続ければそれなりのコストとなるのでなるべくスプレッドが狭い(買値と売値の差が小さい)FX会社で取引する方が有利です。
デイトレードで勝てないときにチェックしたいコツとは?
日足等で長期的なトレンドを把握しておく
デイトレードは短期取引なので、5分足や15分足などを使うのが一般的です。
ただ、相場は長期的なトレンド方向に沿って動く傾向があるので、より長い時間足である日足や週足、月足などで長期的なトレンドを把握しておく必要があります。
短い時間足は突発的な動きもチャート上に現れてしまいますが、長い時間足はそのような動きも含めて長期的にどのようなトレンドなのかを把握することができます。
「休むも相場」という格言があるようにトレンドがよくわからない時は取引しないことも重要ですよ。
デイトレードに向いている通貨ペアを選ぶ
FXでは様々な通貨ペアを取引することができますが、それぞれの通貨ペアには特徴があります。
デイトレードのように頻繁に取引を行う場合は下記のような通貨ペアを選ぶのが適しています。
- 取引量が多い通貨ペア
- 値動きがある程度大きい通貨ペア
- スプレッドが狭い通貨ペア
取引量が多い通貨ペアは、1つの市場参加者だけでは大きく値を動かすことが難しいので比較的分析しやすい値動きとなる傾向があります。
デイトレードは短期取引なのである程度値動きがないと利益が得られず、1日に数回取引するので実質的な取引コストであるスプレッドが狭い方がより適しています。
取引量が多く、スプレッドが狭い通貨ペアとしては「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」が挙げられますが、「ユーロ/米ドル」は直感的にわかりにくい面もあるので、「米ドル/円」から始めるのがおすすめです。
取引する時間帯を選ぶ
FXは土日以外(日本の祝日も取引可能)はほぼ24時間取引することができますが、時間帯によって値動きの大きさが異なります。
デイトレードのような短期売買は、相場が動いている時間帯に取引する方が利益は得やすいです。
FXで三大外国外為市場と呼ばれているのが「東京市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」で、その中でも特に下記の時間帯は値動きが大きくなることが知られています。
- 東京市場(9時~11時)
- ロンドン市場(15~18時)
- ニューヨーク市場(21時~翌1時)
※ロンドン市場とニューヨーク市場はサマータイム期間以外は1時間後ろ倒し
例えば米ドル/円の過去約3ヶ月の時間帯別の値動きを見ると上記の時間帯に値動きが大きいことがわかります。
ただ、通貨ペアによっては値動きが大きくなる時間帯が異なることがあり、例えばユーロ/米ドルの場合は東京市場の時間帯の値動きは小さくなっています。
このように取引したい通貨ペアによっては値動きが大きくなる時間帯が異なるので、適切な時間帯を選ぶ必要があります。
FXのデイトレードにおすすめのFX会社は?
SBI FXトレード
通貨ペア | 34通貨ペア |
最小取引単位 | 1通貨 |
スプレッド ※ | 米ドル/円:0.18銭 ユーロ/円:0.48銭 ポンド/円:0.88銭 |
公式URL | https://www.sbifxt.co.jp |
SBI FXトレードは、2023年オリコン顧客満足度調査のFX取引の初心者部門で1位を獲得している人気のFX会社です。
実質的な取引コストであるスプレッドは、多くの通貨ペアで業界最狭水準と低コストで取引ができます。
また、FX業界でも数少ない1通貨からの取引に対応しているので、例えば米ドル円なら5円程度からと超少額から取引できます。
- ネット証券最大SBI証券と同じSBIグループなので信頼性抜群
- スプレッドは業界最狭水準と低コストで取引できる
- 1通貨からと超少額から取引できる
1通貨から取引できるので資金が少なくてもすぐに始められます
\1通貨ら取引できるので少額から取引できます/
GMOクリック証券
通貨ペア | 20通貨ペア |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド ※ | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:0.9銭 |
公式URL | https://www.click-sec.com/ |
GMOクリック証券は、2021年の取引高世界一位とFX取引に関して実績があるFX会社です。
スプレッドはどの通貨ペアも業界最狭水準となっていて、取引コストは低コストでFXの取引を行うことができます。
最小取引単位が1,000通貨からなので少額からFX取引を始められます。(南アフリカランド円とメキシコペソ円は10,000通貨から)
GMOクリック証券ではFXだけでなく株や投資信託、CFDなどの金融商品を取り扱っていてそられを1つの口座で管理することができます。
またGMOクリック証券の取引ツールは定評があり、PC・スマホはもちろんAppleWatchにまで対応していて、いつでもどこでも取引することができます。
- 東証プライム市場上場のGMOインターネットのグループ会社なので安心
- スプレッドは業界最狭水準と低コストで取引できる
- 1つの口座でFXだけでなく株や投資信託、CFDも管理できる
\新規口座開設後、取引量に応じて最大30万円キャッシュバック!/
FXのデイトレード手法でよくある質問
- FXのデイトレードではどの時間足を使うのが良い?
-
デイトレードでどの時間足を使えばいいか決まりはありませんが、日足・4時間足で長期トレンドを把握し、15分足・5分足でエントリーするといった流れとなります。
もちろん1時間足や30分足を使ってもいいのですが、基本的には長い時間足で全体のトレンドを把握し短い時間足でエントリーするタイミングを見つけるといった感じとなります。
- FXのデイトレードを始めるには資金はいくらから?
-
FXは基本的には資金がなくなったとしても生活に支障が出ない余裕資金で行うのが基本で、余裕資金がどれくらいあるかに左右されます。
ただ、SBI FXトレードのように1通貨から取引できるFX会社もあるので、数百円からでもFX取引は始められます。
最初は少額から始めて徐々に取引数量を増やしていくやり方がおすすめです。
- FXのデイトレードの相場分析手法は?
-
相場分析手法としてはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析があり、デイトレードでは各国の経済状況や金利などを分析するファンダメンタルズ分析より、チャートの値動きに注目するテクニカル分析が重視されます。
ただ、経済指標発表などはチャートに大きな変動をもたらすことはよくあるので、デイトレードでもどの経済指標がいつ発表されるかは注視しましょう。
まとめ
FXのデイトレード手法はまとめると下記のような特徴があります。
- 1回のトレードのリスクが低い
- 資金効率が良い
- 隙間時間に取引できる
- スワップポイントを気にしなくていい
- 1回の取引で大きな利益は期待できない
- スプレッドのコストがかかる
デイトレードで勝てない時は、長い時間足でトレンドを把握しているか、デイトレード向きの通貨ペアで取引しているか、適切な時間帯で取引しているかなどをチェックしてみてください。
\1通貨ら取引できるので少額から取引できます/